環境理工学科

自然・人・まちが学びのフィールド。
持続可能な環境と社会をデザインする。

学びの流れ

1年次基礎力

教室とフィールドの往復で生きた知識と技術を習得教室とフィールドの往復で生きた知識と技術を習得

情報機器の操作1情報機器の操作1
文書作成ソフトや表計算ソフトを用いて、コンピュータ操作の基礎的スキルを身に付けます。また、コンピュータ関連の資格取得をサポートします。
フィールドプラクティス1フィールドプラクティス1
フィールド探索や「エコマップ」の作成など、身の回りに広がる様々な環境を調べて表現するための基本的技術を学びます。
環境技術入門環境技術入門
私たち(生物圏)が生きる場である地球を構成する大気(気圏)、水(水圏)、土壌(地圏)の保全方法や修復技術を習得するために必要な基礎的な知識を学びます。
自然と人の共生自然と人の共生
自然生態系の問題を俯瞰しながら、人・文化と自然とのつながりに視点をおき、環境保全を論じます。地域から地球環境問題の理解と解決に向けての考察力を養います。

2年次現場対応力

演習科目を通じて自分の関心や適性を知る演習科目を通じて自分の関心や適性を知る

キャリアデザイン1キャリアデザイン1
企業で働いている方などを招いてディスカッションをしたり、職場見学をすることで、学ぶこと、働くことへのモチベーションを高めます。
フィールドスタジオ演習2フィールドスタジオ演習2
8クラスから関心のある2クラスを選択し、コースでの学びを事前に体験することで、スムーズなコース選択を促します(写真:環境教育クラス)
環境問題へのアプローチ環境問題へのアプローチ
震災・原発の問題、自然と街の共存、地球温暖化、国際協力など、環境問題にかかわる研究の最前線を知り、臨場感を感じながらその困難と希望を学びます。
植生管理とビオトープ植生管理とビオトープ
自然環境を詳細に把握し、その場所に適した自然再生やビオトープを作るために、具体的な計画・設計の流れと、そのために必要な知識を学びます。

3年次応用力

4つのコースに分かれて専門性を身につける4つのコースに分かれて専門性を身につける

環境理工学演習1環境理工学演習1
地域の自然や都市域でのフィールド調査、室内での実験・実習・解析などを通して、環境・生態調査の手法やデータのまとめ方を学びます。
空間情報科学空間情報科学
地域環境の実態を時間的・空間的に解明するために、デジタル地図や現地調査のGPSデータ、リモートセンシングから得た情報をGISで分析する技術を学びます。

4年次総合力:卒業研究

自ら研究を計画・実行することで主体性や判断力を養う自ら研究を計画・実行することで主体性や判断力を養う

卒業研究(環境技術)卒業研究(環境技術)
国内外で発生する環境問題について、企業、行政、市民、研究機関といった様々な人々や組織と共同しながら、調査や実験の通じて解決方法を研究します。
卒業研究(環境緑化)卒業研究(環境緑化)
公園の計画や街路樹の管理、屋上緑化や壁面緑化といった都市緑化技術など、様々なランドスケープに関する専門知識を学び、卒業研究に取り組みます。

教員と専門分野一覧

教授

  • 石原 肇   [博士 (地理学)] 地域環境政策、環境影響評価、応用地理
  • 金澤 成保  [Ph.D. (都市・地域計画)] アジア都市、環境の親和性、
           戦略的都市計画
  • 塚本 直幸  [博士 (工学)] 都市公共施設計画
  • 花田 眞理子 環境経済・環境経営、環境教育、教育機関におけるEMS
  • 前迫 ゆり  [学術博士] 植生、植物生態、保全生態
  • 吉川 耕司  [博士 (工学)] 都市・交通計画、空間分析、GIS

講師

  • 岡田 準人  [博士 (学術)] 都市緑化、ランドスケープ、園芸
  • 高浪 龍平  [博士 (工学)] 水環境におけるリスク抑制・評価
  • 花嶋 温子  廃棄物・リサイクル計画

准教授

  • 井上 昭雄  〔博士(理学)〕 天文学
  • 川田 美紀  〔博士(人間科学)〕 歴史的環境保全、地域共同管理
  • 佐藤 靖明  〔博士(地域研究)〕 農業人類学、アフリカ地域研究
  • 田中 みさ子 〔博士(工学)〕 都市計画、住環境計画、都市緑化
  • 茅原 弘毅  〔博士(理学)〕 天文学、惑星物質科学
  • 鶴田 哲也  〔博士(水産科学)〕 水生動物の生態、生態系保全
  • 硲 隆太   〔博士(理学)〕 放射線物理、地球環境、宇宙線
  • 濱崎 竜英  〔博士(人間環境学)〕 環境工学、環境分野の国際協力
  • 堀越 亮   〔博士(理学)〕 化学教育、錯体化学

講師

  • 岡田 準人  〔博士(学術)〕都市緑化、ランドスケープ、園芸
  • 高浪 龍平  〔博士(工学)〕水環境におけるリスク抑制・評価
  • 花嶋 温子  廃棄物・リサイクル計画

OSU VOICES

オン ティ ハ チャン[現2年生]イェンズン高等学校出身/ベトナム

ゴミ処理の問題など、学んだ専門知識を母国で役立てたい!

日本語学校で語学の勉強をした後、本学に入学しました。ベトナムではゴミの問題が多発しており、その分野について学びたいと思っています。卒業後は日本の企業に就職し、そこでの経験を将来母国で役立てるのが目標です。

1年次モデル時間割

柏木 苑代[現3年生]香芝高等学校出身/奈良県

クラブでボランティア活動にも精力的に取り組んでいます。

今は水環境を中心に学んでいますが、今後は自然保護や生態系の分野も学び、自然調査などにも取り組みたいと考えています。赤十字ボランティア部に所属しているので、在学中に海外ボランティアにも参加したいです。

2年次モデル時間割

川崎 慶信[現4年生]西の京高等学校出身/奈良県

森・川・田んぼプロジェクトのリーダーとして、自然保護活動なども展開。

現在、公害防止管理者の資格取得をめざして勉強中。プロジェクト共育のひとつ「森・川・田んぼプロジェクト」では、大学周辺の生態系調査や、田畑で自分たちが育てた農作物の商品化など、地域と連携した活動も行っています。

3年次モデル時間割

丹羽 晶[2016年3月卒業]愛徳学園高等学校出身/兵庫県

「水」にかかわる仕事につきたい。その目標をかなえられました!

卒業研究では、身の回りの環境情報をデジタルマップ上に表現する手法について研究しました。様々な手法を検討し、自分の力で地図を作成することができた時には大きな喜びを感じました。卒業後は、「水」にかかわる仕事がしたいと考え、建物の給排水衛生設備などを手がける内定先の企業を志望。現場の技術者を支える事務職に就く予定で、周りから信頼される人になるのが目標です。

株式会社西原衛生工業所 就職内定